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2007年1月20日 (土)

「コードギアス」新OP。

楽曲の評価なんて、究極的には個人の好みの問題だろうと思います。
自分は、キライな曲を並べたら世間様のヒットチャートができあがるような
好みの持ち主ですし。
アニメファンの間で人気の楽曲でも、正直そんなにいい曲じゃないだろう
これ、と思うこともしばしばです。
なので、好きな人はいるんだろうなぁこんなんでも、くらいに思ってました。
(関西エリアでの勘定で)OP変更から一週間以上経って、ふと世間様を
ぐるりと見回してみて、やっと気づきました。

「コードギアス」第二期OPって、やっぱり、ひどかったんだ~。

ネット上では、思ったよりもスゴイ騒ぎになっているようです。まぁ
ネットという環境が整っている現在だからこその騒ぎとも言えるわけ
ですが。
よく取り沙汰されている論点を拾い上げてみました。

●曲調が作品世界と合っていない。
●作品内容と歌詞が合っていない。
これらはタイアップ全盛の現在、残念ながら珍しいことではなくなって
います。アニメと無関係の歌をただ垂れ流す例は多いです。
もっともタイアップでない、アニメアニメした旧来の曲調が現在のアニメに
合うかというと必ずしもそうではありません。「とべ!ガンダム」がよく例として
引き合いに出されるように、あの歌はファーストの内容には全然合っては
いません。
またタイアップ予定で製作された歌だとしても、作る側が作品世界を
理解していないこともままあります。「るろうに剣心」の「そばかす」に
関するエピソードは有名です。
「そばかす」はラジオやテレビ番組で、単体で聴けばむしろ名曲です。
ただあの曲を明治剣客浪漫譚のOPとして毎話聴かされたファンは
不幸でした。

●歌詞が聴き取れない。歌詞の意味がわからない。
歌詞が聴き取れないことが必ずしもマイナス要素とはなりません。
「ブラックラグーン」や「攻殻機動隊S.A.C.」を酷評する人はいないと
思います。ただしこれらは両方、もともと日本語ではないのですが……。
たとえばアリプロの歌を一度聴いただけで全部聴き取れて意味が
理解できる人もそういないんじゃないかとも思いますが。そこは
メロディと発声と、雰囲気のある単語選択の勝利なのでしょう。
日本語で聴き取れないと、また中途半端に聞こえてきて意味不明だと
異様にイラ立つのも事実です。二度聴いてもリンゴしかわからん……。

●第一期と路線が違いすぎて気に障る。
この曲がもしも、すでに何代もOP変更を重ねていて、路線の統一性も
あまり見られない「BLEACH」や「NARUTO」で流れていたならここまでの
騒ぎにはならなかっただろうと思われます。
「コードギアス」第一期OPは、確かに作品に合わせて製作されたようで、
違和感はありません。しかししばしば「エウレカとおんなじじゃん」と
揶揄されるように、アニメOP用として無難に作られた感があって
「コードギアス」と不可分の存在とまでは言えません。
ただし第二期OPは作品に合わせて製作された印象すらありません。
曲のタイトルが「解読不能」であるということから推測すると、
 コード>暗号>解読不能 という連想から作られた、依頼に応えて
製作された注文楽曲なのであろうとは思われますが。依頼されて作った
からといって合ったできあがりにはならない、という典型例と呼べそうです。

●歌唱力に難がある。声質にクセがありすぎる。
自分は門外漢なので上手い下手まで評価できる自信はありません。
ろきんろーるの歌い方はああいうものなんだろうとも思います。そっちの
畑のマニアにはシビレる歌い方なのかも知れないです。よくわかりませんが。
ただしこれをOPとして毎話聴かされる人々のほとんどは、そっちの畑の
人ではないと思います。

●映像の動きとメロディが合っていない。
たとえ作品内容を無視したひどい歌だったとしても、動きを見事なまでに
合わせた職人仕事と呼べるOPは過去にも存在します。
眼鏡の子供が踊ってるとか。
これは楽曲担当者の責任ではありません。映像担当者側の責任です。

ひとつひとつの問題点は、こんにち、さして珍しくもない事柄です。
が今回はこれら全てが悪夢のようにコラボレートしています。
それがまた、現在大人気の作品で起こってしまったゆえのこの騒ぎ。
楽曲担当者を事前に聞いたときからなんとなく予想はしていましたが
(直近に「BLOOD+」という前例がありますし)、実際に流れてみたら
予想をはるかに超える破壊力でした。

今回の件は、前途ある若いろきんろーらーとアニメファンとの不幸な
出逢いとしか言いようがないと思います。担当楽団の方々はお若いよう
ですし、度量もまだできあがってないでしょうし、もしこの騒ぎが
耳に届いていれば、アニメファンに今回ものすごく悪い印象を持たれた
だろうなと思います。
でもこちとらロックマニアではないので知ったことではないです。
そっち畑のかたがただけを相手にしていれば幸せなままでいられた
のにねぇ、というのが正直な気持ちです。

タイアップというからには販売促進を目的とした行為なのでしょうが、
この歌を購入する「コードギアス」ファンが爆発的に多いとは思えません。
それどころかこの曲がOPに流れることで、DVD購入を躊躇する
「コードギアス」ファンがいることも考えられます。
共存共栄したいのなら、もうちょっと考えるべきではなかったでしょうか。

今回誰が悪いのかと問われれば、タイアップで楽曲を売ろうとやみくもに
動いたCD会社側、ということになるのでしょうか。
ただし今回、話題性だけは抜群であるようなので、それが狙いだったの
なら天晴れ大当たりです。合掌。<あっ。

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