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2012年5月17日 (木)

天皇陛下訪英のニュースを見ながら考えた。

天皇皇后両陛下がエリザベス女王即位60年記念行事のため
訪英、というニュースの中で。
「天皇陛下は1953年、女王の戴冠式に昭和天皇の名代として
参列されました。」(フジテレビ系(FNN) 5月16日(水)12時43分配信)
という、今上陛下が皇太子時代の映像が紹介されるのを見て
ふと思いました。

 女王様って、即位する前は「王太子」でいいんだろか?

チャールズ皇太子のことは「王太子」とは呼びません。
継ぐのが王位の場合でも報道などでは「皇太子」と呼ぶのが通例のようです。
イギリスの場合、男子優先長子相続制なので男子が産まれる可能性が
ある限り女子の王位継承は確定ではなく「推定相続人」という立場に
なるそうです。太子としては立たないわけだな。
(以上、参考:ウィキペディア。)

スウェーデンは「現国王の直系の子孫に、男女の別なく年長者優先で
継承権が与えられる」(女性皇太子とは-コトバンク)
 <さらに典拠は( 2010-06-19 朝日新聞 朝刊 3社会 )
、だそうです。
そう、新聞の言葉としては「女性皇太子」という語が用いられたようです。
ちなみにウィキペディアでは現スウェーデン王位継承者である
ヴィクトリア王女の項は「ヴィクトリア王太子」になっています。

うーん「子」という字に女の子が入らないわけじゃないけど、「太子」って
言ったら普通、男だよな。「王子」だと男だし女だったら「王女」だもんな。
ちなみにウィキペディア「皇太子」項の脚注には「皇太女/王太女」の語が
見えます。見慣れないコトバです。手許の広辞苑には載っていませんでした。
……なんだろうこのフワフワした収まりの悪い感じ(苦笑)。
「女性 皇太子」で検索していたらこんなページを見つけました。

史上初の女性皇太子誕生。その背景とは…(ダ・ヴィンチ電子ナビ)

孝謙天皇を主人公にした漫画の紹介記事です。この中の
孝謙天皇の前にも女性の天皇が存在していないわけではない。だが、どの場合も後継者である皇太子が幼いため、当人が即位するまで見守る形、または天皇が亡くなられるか、退位してから任命されていた。最初から次の天皇になるべくして、立太子した女性は阿倍内親王が実は初めてだったのである。
という文章を読んでようやく腑に落ちました。

 そーか、そもそも対象が存在しなかったからコトバがないのか。

中国史上では女性の皇帝は武則天(則天武后)ただ一人だそうです。
こちらも女性が立太子されることはなかったわけです。ので女性の
帝位継承者を指す漢語がなかったのも当然です。

スウェーデンに続きオランダ、ノルウェー、ベルギーも現在は第一子優先
だそうですので将来的には女性の王位継承者の話題が生じてくると
考えられます。
このまま「女性皇太子」という語が使われ続けるのか、「皇太女」という
コトバが市民権を得るのか、今後また変わってくるのでございましょう。

……天皇陛下訪英のニュース見て抱いた疑問がそれかい、というツッコミは
スルーの方向で(笑)。

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